F1グランプリの中でも、ル・マン24時間、インディ500と並んで世界3大レースに数えられるのが、F1モナコグランプリです。モナコは、高級リゾート地としても名高く、そのモナコの公道に設けられるモンテカルロ市街地コースを会場として、1950年F1世界選手権発足当時からほぼ変わらないコースで開催され続けている華やかで、伝統ある貴重なグランプリです。モナコのF1グランプリには、ガードレールに囲まれた環境でのサーキットであること、コース幅や、コースの全周、安全性などがFIA規格のうちのグレード1と呼ばれる規格をみたしていないという点で特殊性があります。よって、この特殊なモナコグランプリの時期には、人口3万人の小さなモナコの街は、およそ20万人の観客でにぎわい、国家的な観光イベントとなっています。このレースは、F1ドライバーにとっても最も速度は遅いサーキットにも関わらず、最難関コースのひとつです。
モナコのF1グランプリの特殊なコースを解説します。
このF1グランプリのサーキットは、グレード1の規格を下回る3.340mに設定されています。現在のF1レースでは、305kmを超える周回数がレースの規定周回数、総走行距離として決められていますが、例外としてこのコースでは、総走行距離が約260㎞(約78周)に減らされています。これは、レース時間がながくなると、ドライバーの身体への負担が大きくなるからという理由なのです。また、幅を見てみると、コース幅12mと市街地を会場として行われるため狭く、こちらも規格を満たしていません。そのため、追い抜きが困難で、他のコースよりも予選が重要視されるのです。安全性も、ターン1やタバココーナーにはテックプロバリアがしてあり、滑りやすいところは、サーキット舗装を施してありますが、やはりグレード1の条件には及びません。モナコだけの特例といえるでしょう。
モナコF1グランプリの表彰式特別なルール
モナコのF1グランプリが、モナコという国にとって一大国家的イベントであることはお話ししましたが、そのため、このレースはモナコ王室が観覧する御前レースであり、表彰式もロイヤルファミリーが直接トロフィーを授与するというもので、表彰式の手順が他のレースと少々異なります。表彰台は王室関係者よりも高い位置に立たないよう、ロイヤルボックスの床と同じ高さでトロフィーを授与され、シャンパンは表彰ステージ上では開封してはいけません。シャンパンファイトはステージから降りて、ステージの方向へ向けることは禁止となっています。優勝を制した有名F1ドライバーが、初優勝の喜びでルールを忘れて、ステージ上でシャンパンを開封し、さらに、そのシャンパンがロイヤルファミリーにかかってしまい、各方面からお叱りを受けたというエピソードがあるのも、モナコグランプリだからこそです
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